怒の感情

先日数年振りに強い怒りを感じる出来事がありました。


その怒りは何日も続き、ダンスをしたりお喋りをしてエネルギーを発散すると一度はすーっとなくなっても、またふつふつと沸いて広がっていきます。

「怒っても何も得ないよ」「そんな人は関わらないでほっときな」とか周りは云ってくれるのですが、頭ではわかっていても心からは怒りが沸き上がり続ける…。


そんな状況が数日続いたある日、ふいに自分が“怒り”を悪者にしていることに気がつきました。

悪者にして、それをのけ者にしようと四苦八苦していることに。

嬉しい感情や楽しい感情はそんなことせずに、いつものびのびとさせているのに。


そう気付いてからは怒りも他の感情と同じようにそのままのびのびとさせてみました。

胸に手をあて「あれだけの事をされたのだから、怒るのは当然だ」と。

そうして怒ることを認めて許してあげると、不思議なことに今まで沸き上がり続けていたものがだんだん収まっていきました。

親の気を引くために暴れだす子供のように、怒りの感情も途中から認めて!とサインを出していたのかもしれません。


良い・悪いでジャッジするのではなく、どんなものでも“あるがまま”を受け入れ許していくということ。

私がヨガを通じて伝えていきたいことの一つです。

先日の出来事はその大切さを改めて実感するための貴重なギフトだったと、今は思えるようになりました。


イライラしやすい私。

今後もこの感情と仲良く付き合っていけるよう、これからも観察していこうと思います。